ニチメン、負荷テストツールの販売を開始
2000/10/17
ニチメンデータシステムは、米RadView Softwareと負荷テストツールの販売代理店契約を締結し、RadView社の「WebLoad」を日本で販売していくと発表した。
負荷テストツールはWebサイトに負荷をかることによりシステムのボトルネックを調べることができる製品。Web上でのビジネスはシステムの常時稼働や速いレスポンスなど、信頼性が欠かせないとされている。擬似テストを行うことにより短時間で信頼性の高いシステム開発が行えるため、Webサイト構築の際に導入する企業が増えている。
同社が取り扱いを開始したRadView社の「WebLoad」は、Webアプリケーションの信頼性、拡張性、整合性が検証できる負荷テスト製品。
特徴は、負荷テストと機能テストを同時に行えることだ。これにより、高い負荷状態でのみ発生する機能不全の発見が可能となる。最大20万ユーザーを仮想しての負荷テストが行えるほか、機能テストでは、DOMを使用してデータがサーバーに正しく渡されているかを検証する。テストの結果は、75種類のデータとしてレポートされる。
機能として、負荷の量を調節できる「クルーズコントロール機能」や、負荷をかけた状態で1ユーザーのパフォーマンスデータを収集できる「プルービングクライアント機能」などがある。また、Java Scriptでのテストアジェンダ自動生成機能をもつため、容易な編集が行え、再利用も可能だという。
英語版は販売中で、日本語版は近日中に発表される予定。同社ではセミナーなどを通して販売活動を行っていく。
価格は、仮想ユーザー数100で150万円、300で300万円、500で400万円。 RadView社は1991年創業の負荷テストのツールを提供するベンダー。
同製品は米国を中心に世界で500社2000以上のライセンス数を持ち、1998年にはJAVA DEVELOPER'S JOURNAL誌の「Best Java Testing Tool」を受賞している。
[関連リンク]
ニチメンデータシステムの製品紹介
RadView
Software
[関連記事]
[Interview]負荷テストとモニタリングは今後のECに不可欠
(@ITNews)
情報をお寄せください:
最新記事
|
|