アイオナ、EJB準拠アプリケーションサーバを発売

2000/10/19

 アイオナテクノロジーズは10月18日、アプリケーションサーバ「iPortal Application Server v1.2」を発売した。

 同製品はJ2EE/EJB1.1準拠(EJB2.0は部分準拠)の実行環境を提供するほか、C++、COBOL、PL/1などの言語で記述されたCORBAアプリケーションとの相互運用を実現する。また、年内出荷予定のエンタープライズポータル構築用サーバ「iPortal Server」の動作環境として機能する設計になっており、エンタープライズポータルの構築にも利用可能。

 v1.1から1.2へのバージョンアップでは、ServletおよびJSP(JavaServer Pages)のサポート、サン・マイクロシステムズのネットワーク管理標準JMX(Java Management eXtention)対応が行われている。さらに、EJB2.0(public draft2)で規定されているIIOP over SSLなどの仕様を先行サポートしている。

 その他の仕様としては、EJB、JNDI、JTA、JTS、JNDI、JMS、JDBC、RMI/IIOPなどのサポート、Orbix OTSベースのトランザクションモニタ機能搭載、同社の「iPortal Suite」製品群との統合などがある。

 また、年内出荷予定の「iPortal Application Server v1.2 Enterprise Edition」では、集中管理機能やオブジェクト単位のロードバランス機能の搭載、JavaMail対応などが予定されている。

 iPortal Application Serverの対応OSはSolaris 7およびWindows NT 4.0 SP6aで、価格は29万8000円より。

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アイオナ社のニュースリリース

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