日立、ジャストと日立ソフト、
共同でナレッジマネジメントを推進

2000/10/20

 日立製作所とジャストシステム、日立ソフトエンジニアリングの3社は、10月19日、ナレッジマネジメント分野で提携したことを発表した。第1弾として、「ConceptBaseゲートウェイ for Groupmax」および「ワークフロー知識管理連携構築サービス」の販売を開始した。

 企業では、意思決定や顧客対応に要求されるスピードが加速傾向にある。一方、企業情報システムには日々情報が蓄積されており、その膨大な量から得たい情報を効率よく探したり活用する仕組みが求められている。その解決法としてのナレッジマネジメントへの関心は高まりつつある。

 今回の提携により3社は今後、ワークフローソリューションの開発、販売、マーケティング活動を共同で行う。

 新製品「ConceptBaseゲートウェイ for Groupmax」は、日立のグループウェア「Groupmax」とジャストの検索技術「ConceptBase Search」の連携を実現するプラットフォーム。日立と日立ソフトが共同開発した製品が、「ワークフロー知識管理連携構築サービス」で、両新製品を用いれば、稟議文書や各種のレポートなどワークフローで蓄積された書類からテーマに基づいた検索や、情報の再利用を実現するという。

 製品の販売は日立と日立ソフトが行い、ジャストは技術面、プロモーション面での協業を行う。「Groupmax」はすでに2400社以上の導入実績をもつ日立のグループウェア製品で、「ConceptBase Search」はジャストの独自技術により類似検索技術“テキストマイニング手法”を実現したシステム。

 価格は 「ConceptBaseゲートウェイ for Groupmax」(Windows NT 4.0/2000)が75万円(税別)で、「ワークフロー知識管理連携構築サービス」は個別見積もりとなる。

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