NEC、ロゼッタネット導入のためのソリューションを発売
2000/10/24
NECソリューションズは、ロゼッタネット準拠のBtoB電子商取引システムに関するソリューション、「iBestSolutions/RN」を11月1日より販売することを発表した。
ロゼッタネット(RosettaNet)とは、ハイテク産業における効率の良いサプライチェーン構築を目指してXML準拠の規格の策定を行う団体で、1998年、アメリカで設立された。BtoB電子商取引のためのプロセスの見なおし、システム間のインターフェース、辞書などの標準化活動を中心に行っており、PIP(Partner Interface Process)と呼ばれるビジネスプロセスを策定する。日本では2000年始めにロゼッタネット・ジャパンが発足し、現在の参加社は67社。10月10日、ロゼッタネットジャパンのパイロット運用が開始されている。
今回、NECが販売する製品は、NEC独自開発の導入技法「RAPID-EC/RN」により、ロゼッタネットの導入が短期間で行えるソリューション。「RAPID-EC/RN」は、企画と構築の2フェーズがあり、顧客毎に業務・情報・ITのモデリングを行い、課題や必要な処理を洗い出してシステムを構築するもの。コンサルティングに要する期間は1PIPにつき1.5カ月〜2カ月、構築は早ければ1カ月という。同時に、移行や教育などプロセスのサポートも行う。
製品は、ユーザーのシステムに最適な製品を、同社製品「BizEngine」、ウェッブメソッドの「webMethods」などの中から選択して提供する。サポートサービスは、NECの「ロゼッタネットソリューションセンター」で実証環境の整備から企画・構築の技術支援を行う。同センターは日・米の両国にあり、日米間の取引に対応するシステムの構築が可能となる。
販売価格は1社あたり3000万円〜。
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RosettaNet
ロゼッタネットジャパン
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