ブロードビジョン、日本市場へ本格進出
2000/10/25
米ブロードビジョンは、100%子会社の日本法人、日本ブロードビジョン株式会社を設立したことを発表した。新会社の代表取締役社長には、前マニュジスティックス・ジャパン代表取締役社長坂寄嗣俊氏が就任する。
米ブロードビジョンはパーソナライゼーション機能をもつ電子商取引のアプリケーションやCRM関連製品、サービスなどを提供するベンダーで、創業は1993年。先日発表された2000年第3四半期の業績結果では、収益は前年同期と比べ約300%増で、顧客は全世界で1000社を超える。代表製品は「BroadVision One-To-One Enterprise」など。IDCでは、電子商取引アプリケーション分野で第1級プロバイダーと発表している。
日本市場に進出したのは1996年で、これまで日本支社として展開してきた。日本法人の設立は今年8月で、このたびの新社長の就任とともに実質的に活動を開始する。これまで、NECとのECサイト構築での提携や、同社がインターネットソリューションの基盤製品群「iBestSolutions.Platform」でブロードビジョン製品の提供を行うなどの動きはあったが、目立った活動は行われていなかった。新会社設立を機に人員を増やして販売活動を強化し、今後5年までに同社の全世界の売上の1割を目指すという。
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