JENSがIPv6の実験接続サービスを提供開始

2000/10/31

 ISP(インターネットサービスプロバイダー)のJENS(ジェンズ)は10月30日、IPv6を用いたインターネットの実験接続サービスを11月1日より提供開始すると発表した。

 現在、インターネットの爆発的な普及によりIPアドレスの枯渇問題が深刻になりつつあるなか、128ビットのアドレス空間をもつIPv6が問題解決の手段として注目を集めている(現状ではIPv4が利用されている)。近い将来、インターネットの通信方式がIPv6へと移行することが予想されるが、それに向けての段階的な移行を促進する実験接続サービスがISP各社から提供されはじめた。9月には、IIJがIPv6の実験接続サービス「IPv6ネイティブサービス」の提供開始を発表しており、今回のJENSの発表はそれに続く形になる。

 今回発表されたサービスの内容は下記のとおり。

(1)IPv6 over IPv4トンネリング接続

  • 提供地域:JENSの専用線接続サービス(MIS)を提供している全地域
  • 対象:AT&T WorldNet Managed Internet Service(MIS)、AT&T WorldNet MIS Value Plan
  • 料金:無料(2002年3月末日まで)

(2)IPv6ネイティブ接続

  • 提供地域:東京
  • 料金:無料(2002年3月末日まで、ただし専用回線費用はユーザー負担)

[関連リンク]
JENS
IIJ発表のニュースリリース

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実用化が見えてきたIPv6の相互接続実験 (@ITNews) 

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