IBM、eビジネス専用ホスティング・サービス

2000/11/17

 日本アイ・ビー・エムは、11月16日、eビジネス向けホスティング・サービスを開始すると発表した。

 同社のサービスは名称を「IBM e-business ホスティング・サービス」といい、電子商取引やWebでのEDI用サーバの運用とメンテナンスなどのサービスを行う。2種類の基本サービスと豊富なオプションサービスにより、ビジネスの規模に応じてスケーラブルにサービスを受けられることが特徴だ。

 同社では、顧客のビジネスの規模に応じて選択できるよう、「スターター・パック」と「フルマネジメント・ホスティング」の2種類のホスティング・サービスを用意した。 エントリーサービスの「スターター・パック」では、400ガルの耐震構造をもつ同社のホスティングセンターでのコロケーション(スペース貸し)サービス、指定回線帯域を確保した上で、接続環境、ファイアウォールなどを共有するサービスを提供する。稼働状況に関してのサポートのほか、オプションとしてドメイン取得代行などの各種サービスも行う。最低契約期間は1年。

 「フルマネジメント・ホスティング」は、対象を本格的にeビジネスを行うユーザーとした。サービスの種類としては、突然のトランザクションの増加に対応する繁忙期対応サービス、大量トラフィックを振り分ける高可用性構成サービスなどがあり、要望に応じて提供する。また、技術からアプリケーション運用、システム運用まで、幅広く支援する体制を敷き、要望に応じて提供する。SLA(サービス品質保証契約)については特に明らかにされていない。

 料金は「スターター・パック」が、初期費用20万円(税別)、月額最低料金3万円、サーバ1台当りの運用管理は7万円〜。「フルマネジメント・ホスティング」は個別見積もりとなる。

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