3分8.8円―NTT、市内通話料金値下げ
2000/12/23
12月22日、NTT東日本とNTT西日本は、市内通話料金の値下げについて郵政大臣に届出を提出したと発表した。今回の届出の内容は、これまで昼夜間一律3分10円としてきた市内通話料金を3分8.8円に値下げするというもので、実施は2001年の5月1日からとしている。NTT東日本では、首都圏の競争激化により2段階に分けて値下げを行う。初回が2001年1月10日開始で3分9円、5月1日から8.8円に移行する。割引時間帯も設定された。深夜・早朝(午後11時〜午前8時)は4分10円となる。
両社によれば、今回の値下げにより、年間約450億円の減収を見込んでいるという。
また、県内市外通話料金などの各種の新割引サービスの提供も発表した。その中には、2001年5月から開始される、電話会社事前登録制「マイラインプラス」登録ユーザー対象の割引制度もあり、最大で40%の割引となる。これは、「マイラインプラス」で“市内”、“県内市外”の両サービス区分にNTTを登録したユーザーが、県内市外通話(「スーパーケンタくん」)や県内市外通話上位5電話番号通話料金サービス(「ケンタくん5」)などの割り引きサービスの適用が受けられるもの。
今回の値下げは実に25年振り。前回は分割民営化前の1976年に遡る。
市内通話料金に関しては、KDDIが12月11日に届出を済ませている。KDDIの場合は昼夜間同一料金で、3分8.8円。すでに3分9円で首都圏に「東京電話」を提供している東京通信ネットワークでは、12月14日に届出を行っている。同社では、昼夜間同一料金で8.7円。
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