サン、カーネルと統合されたクラスタ製品

2001/3/15

 サン・マイクロシステムズは3月14日、クラスタ・ソフトウェア「Sun Cluster 3.0」を発表、出荷を開始した。

 「Sun Cluster 3.0」はシステムの連続稼働を実現するクラスタ製品。最大8ノードまでのクラスタ構成をサポート。例えばSun Enterprise 10000の場合、最大512プロセッサのシステムを構築できるという。クラスタの接続形態としては、従来のクラスタペア、N+1のほか、ペア+Nもサポートする。

 今回、Solaris OS環境のカーネルへ統合が可能となったほか、いくつかの機能が強化されている。新たに加えられた「スケーラブル・サービス」機能では、アプリケーションを複数のシステムやドメインで並列に稼働させることができる。新たにドメインやシステムを追加するだけでパフォーマンスやスケーラビリティが向上するという。それ以外に、クラスタを構成する全システムから同じクラスタ内の全ファイルを操作・参照できる「グローバル・ファイルシステム」、システム稼働時に全ストレージを自動認識し同じシステムからアクセスが可能となる「グローバル・デバイス」などの新機能がある。

 動作環境はSolaris 8。ハードウェアは、サーバがSun Enterprise製品群、ストレージがSun StorEdge製品群の組み合わせとなる。

[関連リンク]
サン・マイクロシステムズの発表資料
Sun Cluster 3.0の製品紹介

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Sun、新クラスタリング「FULL MOON」発表 (TechWeb/@ITNews)

 

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