インテルとIBMが次世代インターネット端末で提携を発表
2001/3/22
米インテルと米IBMは、次世代インターネット端末向けソリューションの分野で提携したことを明らかにした。
今回の提携は、インテルのワイヤレス機器向けの新アーキテクチャ「インテル・パーソナル・インターネット・クライアント・アーキテクチャ(インテルPCA)」に、IBMのソフトウェア・ソリューションを組み込み、それを他のベンダーや通信事業者向けに提供するというもの。
具体的には、インテルのStrongARMプロセッサとXScaleマイクロアーキテクチャをベースに開発中のプロセッサに、IBMのクロスプラットフォーム用の組み込みミドルウェア「WebSphere Everyplace Suite Embedded Edition」を対応させる。インテルは、IBMから提供されたミドルウェアを、2001年の後半にインテルPCAのソフトウェア開発キットやハードウェア・リファレンス・デザイン・ガイドに同梱して、各ベンダーや通信事業者などに提供する。
インテルPCAは、2000年にインテルが発表した主要なOSと携帯電話の規格を組み合わせて用いるワイヤレス・システムを、容易に統合・拡張を実現可能にするオープン・アーキテクチャのこと。XScaleアーキテクチャは、同社のStrongARMプロセッサに搭載を予定している次世代プロセッサ技術のことだ。
両社は昨年2000年10月にも、インテルのXScaleマイクロアーキテクチャにIBMの「VisualAge Micro Edition Toolkit」を対応させることを発表している。
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