ATL、エンタープライズ向けバックアップ製品を発表

2001/4/10

エンタプライズ用の自動バックアップ用テープライブラリ「M1500」

 ATLプロダクツ日本支社は、エンタープライズ向けの自動バックアップ用テープライブラリ「M1500」を発表した。

 M1500は、ミッドレンジからハイエンドのエンタープライズ向けに最適化されたバックアップ用テープライブラリ。バックアップに使用するカートリッジは、最新規格のDLT8000を使用する。M1500の特徴は、モジュラー構造、柔軟性、使いやすさ、それに管理のしやすさにある。

 M1500は、19インチラックに搭載可能な設計になっており、高さ4Uのモジュール内に2台のテープドライブと20本のデータカートリッジ、クリーニングテープ1本を格納する。1台のラックには、最大で10台のモジュール(ドライブが最大20台、カートリッジ200本)を搭載。最大転送速度は864GB/h(DLT8000使用時)を実現した。

 M1500のコンポーネントは、徹底したモジュラー構造を採用しているため、稼働中でもテープドライブ、ファンなどのコンポーネントを容易に交換、アップグレード可能だ。

 ATLプロダクツは、米クアンタムの3つのビジネスグループの1つで、エンタープライズ・ソリューションのストレージなどを専門とする。現在は約4億ドルの売り上げを誇り、クアンタム全体の25%程度を占めている。

  ATLプロダクツ日本支社は、現在全社の5%前後の売り上げ高だが、これを2年程度で15〜20%前後まで伸ばしたいとしている。

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米ATLプロダクツの発表資料

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