2006年、IAサーバの5台に1台がブレードサーバに
2002/7/11
IDC Japanは7月9日、2006年のIAサーバ市場におけるブレードサーバの出荷台数シェアが、21.1%に達すると発表した。IAサーバの新規出荷台数のうち、5台に1台はブレードサーバという計算になる。同社では、2006年のIAサーバ市場が56.8万台の規模に達すると予測しており、ブレードサーバは実出荷台数で約12万台となる見込みだ。
ブレードサーバのシェア拡大によって、出荷台数の削減が予測されるタワー型サーバは、拡張性や処理性能が必要とされるバックエンドのデータベースサーバや基幹系システム用途向けが中心となる、と予測している。
2002年の国内IAサーバ市場の形状別出荷台数比率は、タワー型サーバが65.7%、ラックマウントサーバが32.7%で、ブレードサーバは1.6%にとどまっている。だが、同社マーケティング部
横田真紀氏によると「弊社では、ブレードサーバの年平均成長率を207.4%とみている」とし、「2006年には、タワー型サーバが34.4%、ラックマウントサーバが44.4%となり、ブレードサーバは21.1%にまで拡大する」、と予測している。
サーバ製品は独自OSや独自アーキテクチャによるベンダごとに互換性のないプロプライエタリなシステムから、業界標準技術を採用したモジュールアーキテクチャへのシフトが進行している。IDC Japanでは、ブレードサーバはその延長線上にあるソリューションの1つとみており、出荷台数増の根拠としている。
(編集局 谷古宇浩司)
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