危機管理の視点からトレーニング、ニューズ・ツー・ユーの新サービス

2002/8/31

 完全なセキュリティ対策を施したITシステムを構築しても、従業員のセキュリティに対する意識が欠如していれば、システムの効果は半減してしまう。ニューズ・ツー・ユーでは、具体的なツールの使用方法以前の段階における情報セキュリティに関する知識や意識、モラルの教育や研修を行う「情報セキュリティトレーニング」を提供することで、国内企業における危機管理意識向上の底上げを狙おうとしている。

 同社が提供する情報セキュリティ教育プログラムは、コンピュータネットワーク知識の少ないユーザー(経営者から一般社員まで)にも理解できる内容で構成されており、技術的な用語の使用も最小限に抑えている。実際のプログラムは、情報セキュリティ対策の不備が企業や団体にどのような被害をもたらすか、緊急事態の際にどのような対応をとるべきかなど、顧客企業のケースに合わせて組まれる。

 対象は10〜20人程度を想定している。重要データの盗難や流出、ノートPCの盗難、データの消去といった想定される危機に沿ったシナリオを顧客企業と共同で作成する。トレーニング時間は1回4時間。想定シナリオの説明に10分、その後、受講者を2グループに分けて討議を行い(60分)、グループ別発表(40分)を経て、事務局による全体講評(50分)、講義50分、最後に質疑応答という形式である。トレーニング費用は約4時間のプログラムで80万円程度(税別・実費別)になるという。

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ニューズ・ツー・ユー

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