米マクデータ、SANの140ポートに対応したダイレクタを発売
2002/10/22
上の黒くて薄い方がSphereon 4500。下の縦長の方がInterpid 6140 |
マクデータ・ジャパンは21日、ファイバ・チャネル・スイッチ「Sphereon 4500(スフェリオン)」、大規模SAN向けスイッチ「Interpid 6140(イントレピッド)」、SAN管理ソフトウェア「SANavigator 3.0」の新製品の発売を発表した。
Sphereon 4500は、中小企業向けのファイバ・チャネル・スイッチで、2Gbpsのファイバ・チャネル・ポートを24個備える。以後の拡張はキャパシティ・オン・デマンドで柔軟性のあるシステム拡張を実現する同社独自の「フレックスポート・テクノロジー」によって、運用を中断することなく8ポート単位で追加できる。また、管理の単純化を望む顧客の声にこたえ、同製品に新しいWebベースの管理ソフトウェア「SANパイロット」を同梱している。
Interpid 6140は、同社製品で初めての数百〜数千ポートを必要とする大規模SAN向けのダイレクタ(大規模スイッチ)で、2Gbpsのファイバ・チャネル・ポートを140個備える。1台のダイレクタと、複雑なファイバ・チャネル・ネットワークとを比較すると、可用性、パフォーマンス、導入コスト、マネジメントすべてにおいてダイレクタが優れた性能を発揮するという。また、Sphereon 4500と同様、アップグレード時に運用を中断することなくオンラインで行える。メインフレーム系のFICONとオープン系のファイバ・チャネルの両方をサポートし、iSCSIやFCIP(Fibre Channel over IP)などの技術へのアップグレードもサポートする。
SANavigator 3.0は、同社が初めて発売するストレージ管理ソフトウェア。ファイバ・チャネル構成のプランニングや、デバイスの発見からストレージネットワークの管理、自動化に至るまでのSANの全体的なライフサイクルに対応している。
現在世界のiDC向けダイレクタでは、「約95%の市場シェアを誇る」(マクデータ・ジャパン カントリー・マネージャ 北村保雄氏)が、国内ではOEM製品としての出荷が多く、認知度はそれほど高くない。そこでマクデータの認知度を高めるため、今後は販売代理店を増やしながら、多くのベンダとアライアンスを組んでいく考えだという。
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