安いポート単価で10ギガスイッチ市場を拡大、ファウンドリー

2004/11/12

 ファウンドリーネットワークスは、低価格のギガビットイーサネットスイッチ「EdgeIron 8×10G」(以下、EIF8X10G)を11月11日に出荷した。安いポート単価を武器に拡大を狙う。

 EIF8X10Gは、中小企業のバックボーンや大企業・データセンターのワークグループ向けの1Uのレイヤ2スイッチで、10ギガビットイーサネットのポートを8つ搭載する。SONET/SDHのファイバ回線にダイレクトに接続できる「XENPAK光接続」機能がある。

米ファウンドリーネットワークス マーケティング&プロダクトマネージメント バイスプレジデントのケン・チェン氏

 米ファウンドリーネットワークス マーケティング&プロダクトマネージメント バイスプレジデントのケン・チェン(Ken Cheng)氏は、EIF8X10Gについて「1ポート当たりの単価を2500ドルに設定した。米デラロ(Dell'Oro Group)の業界アナリストがギガビットイーサネットスイッチの1ポート当たりの価格は2006年に米3000ドルを下回ると予測していたが、EIF8X10Gは、その予測を1年以上早めたことになる。EIF8X10Gの登場で、10ギガビットイーサネットの市場は急速に成長するだろう」と述べた。

 チェン氏はEIF8X10Gが低価格を実現できた理由として、10ギガビットイーサネットスイッチ用のNIC(ネットワークインターフェイスカード)を製造する米S2io米Chelsioなどベンダ数社との協力体制を挙げた。

 製品価格は米ドル建てで2万1995ドル。国内での販売価格は米ドルのレートによって変動する。物産ネットワークスなど、パートナー企業を通じて販売する。

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