ファイアウォールは毎月700もの脆弱性に直面している
2005/2/25
サイバーガードは、ファイアウォールとコンテンツフィルタリング/アンチウイルスなどの新製品と、合わせて日本オフィスの新代表に、元ソニックウォール代表の後藤聖治氏が就任したことを発表した。
サイバーガード日本オフィス代表 後藤聖治氏 |
同社はこれまで国内では、バーステックリンクやヒューコムといった代理店による商品展開をしていた。今後は「われわれが中心となってサイバーガードのブランドを訴求していきたい」(後藤氏)と、新たにマーケティング活動やユーザー、販売店へのトレーニングなどを積極的に展開していく予定だという。
新製品「TSPファミリー」は、Linuxベースのセキュアな独自OSを用いたファイアウォールアプライアンス製品。パフォーマンスに応じて「TSP 1000/3000/5000」の3シリーズに分かれている。HTTPやSMTP、FTPといったアプリケーションレイヤの内容までスキャンを行い、安全なパケットのみを通す。IPsec VPN機能も装備。最小価格123万4000円からで、4月から出荷を開始する。
もう1つの新製品「Webwasher Contents Security Management」は、コンテンツフィルタリングやアンチウイルス、アンチスパム機能などを備えたアプライアンス製品。スパムメールやウイルスに感染したメールを遮断し、不正な内容が含まれているWebコンテンツや電子メールの閲覧なども防ぐ。
米サイバーガード技術担当シニアバイスプレジデントのポール・ヘンリー(Paul Henry)氏は、「ガートナーによると、われわれは毎月700もの新しい脆弱性に直面している。つまり、既知の脆弱性を基にしたパケットフィルタリングは適切ではない」としたうえで、「当社の製品は、正当なパケットのみを通すように設計されており、これが大きな特徴だ」と、厳密な安全性が製品作りの最優先であることを強調した。
(@IT 新野淳一)
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米サイバーガード
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