「Firefox 1.5」は9月リリース、1.1を1.5に改名

2005/7/23

 米Mozilla Foundationは、Webブラウザ「Firefox」の次期バージョン「Firefox 1.5」を今年9月にリリースすることを明らかにした。MozillaはFirefox 1.1(開発コード名:Deer Park)をリリースする予定だったが、同じ内容でバージョンだけを1.5に引き上げた。電子メールクライアントの「Thunderbird」もバージョン1.5としてリリースする。

 Firefox 1.5のベータ版は8月に公開する予定。正規版は9月にリリースする。1.5はGeckoの新バージョンを採用し、ソフトウェアアップデート機能、拡張機能マネージャを強化する。

 Firefox 2.0は2006年のリリースになりそうだ。米MozillaのWebサイトによると、Firefox 2.0(開発コード名:The Ocho)は2006年第1四半期に公開。さらにFirefox 3.0は2006年第3四半期にリリースするようだ。Mozillaでは1.5、2.0、3.0のリリースを「Geckoのバージョンと同期させる」としている。

 また、MozillaはFirefoxの今後の改良点として、ブックマーク・履歴の改良、サイト別のオプション設定、拡張機能システム、検索ツールバー、ソフトウェアアップデート、アクセシビリティ準拠への対応などを挙げている。

(@IT 垣内郁栄)

[関連リンク]
米Mozilla Foundationの発表資料
Firefox 2.0/3.0 ロードマップ

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