ネット検索履歴にポリシー違反は? TISのPC監査サービス
2006/2/21
TISは2月20日、昨年12月から提供している「SecureOne/クライアントPC簡易監査サービス」を最大半額で提供する期間限定のトライアルキャンペーンを開始すると発表した。同サービスは監査用のUSB機器をクライアントPCに接続してレジストリデータを取得。TIS側でデータを解析し、監査結果報告書を企業に提出する。
「SecureOne/クライアントPC簡易監査サービス」で利用するUSB機器 |
サーバなどの設備は必要なく、PCのUSBポートがあれば利用できる。ソフトウェアのインストールも不要で、コストや現場の負担をかけることなくPC監査を受けることができるという。社内セキュリティの現状把握が可能で、エンドユーザーのポリシー違反行為の抑止にもなるとしている。
レジストリデータから分析できるのは、PC内の全アカウント情報と最終ログオン情報、外部接続機器、最近使用したファイル、インターネット検索やインターネットログオンの履歴、Windows Media Playerの使用履歴、スタートアッププログラム、使用プリンタの情報。対象はWindows 2000、Windows XP、Windows 2003 Server。
ほかにオプションで、PCで使用した全ファイルやインターネットの閲覧履歴、ごみ箱に捨てたファイル履歴、電子メール内のキーワード検索情報なども調べることができる。同サービスを利用する企業はTISから受け取った報告書を基に、社内ポリシーに違反するPC利用がないかを調査する。
キャンペーンでは、通常価格10アカウントで30万円(税別、以下同)のサービスを15万円で提供する。1社10アカウント限定、2006年3月末までに監査作業が終わることが条件。また、もう1つのキャンペーンでは通常価格50アカウントで125万円の監査を、98万円で提供する。50アカウント以下の利用でも同額。2006年3月末までに注文することが条件で、4月から9月末までに監査を実施する。
TISはSecureOneの名称でセキュリティ・コンサルティングサービスを提供している。昨年12月1日に開始したクライアントPC簡易監査サービスは「民間企業や官公庁で利用されている」(TIS)という。
(@IT 垣内郁栄)
[関連リンク]
TISの発表資料
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