pcAnywhereにサーバ製品登場、アクセス先をグループ管理
2006/6/13
シマンテックは6月12日、離れた場所にあるPCをリモートで操作する「Symantec pcAnywhere 12.0」のオプション製品「Symantec pcAnywhere Access Server」を6月13日に発売すると発表した。1対1の接続が基本のpcAnywhereに対して、Access Serverを使えば複数対複数のリモート操作が可能なる。価格はリモート操作するPCが10〜24台の場合で1台当たり1380円。
シマンテックのデータ アンド システム マネジメントグループ シニア リージョナル プロダクト マーケティング マネージャー 藤盛秀憲氏 |
pcAnywhereは離れた場所にあるPCを手元のマウスやキーボードで操作し、結果を自分のPC画面で確認できるソフトウェア。ネットワーク経由でアクセスする。PCに関するヘルプデスクやサーバメンテナンスなどで利用されている。
Access ServerはpcAnywhereをインストールしてあるPCをグループ別に登録し、リモートアクセス先のPCを簡単に見つけることができる。IPアドレスを知らなくても接続可能。最大500台のPCを登録し、30台のPCを同時に接続できる。Windows、Linux、Mac OS X、Windows Mobileに対応する。企業内のヘルプデスク業務など、エンドユーザーが多数にのぼる組織での利用に適していて、「リモートアクセス管理を軽減する」とシマンテックのデータ アンド システム マネジメントグループ シニア リージョナル プロダクト マーケティング マネージャー 藤盛秀憲氏は説明する。
4月18日に発表したpcAnywhere 12.0はPC5台までの同時接続が可能で、小規模の組織や個人利用が適している。12.0ではファイアウォールやNATを超えてPCを発見、接続できるGatewayオプション機能を実装。IPアドレスを知らなくても、電子メールなどで設定ファイルを相手先に送信することで、リモートアクセスが可能になるホスト招待機能などを付けた。
(@IT 垣内郁栄)
[関連リンク]
シマンテックの発表資料(pcAnywhere 12.0)
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