IPコンタクトセンターとIP加入電話で通信コスト削減
2006/6/24
ネットマークスは6月23日、同社が展開しているSIP対応コンタクトセンターシステム「INFOSION Advanced IPCC」と、フュージョン・コミュニケーションズの「FUSION IP-Phone」との接続性に関する検証を終了し、提供を開始したと発表した。外線ゲートウェイのベンダではなく、インテグレータが通信サービスに対する検証を実施するのは、これまでに例がないという。
「INFOSION Advanced IPCC」は、PBX不要のコンタクトセンターシステムとして、同社が2005年10月から提供しているソリューション。ジェネシスの「ジェネシスSIPコミュニケーション・サーバ」、外線ゲートウェイにネットワークイクイップメントテクノロジーズの「SHOUTip」、IP電話端末にはサクサの「IP NetPhone SX」を組み合わせている。中規模コンタクトセンターを、従来型のPBXを利用したシステムに比べ約3分の2のコストで構築することができるという。
今回外線発着について、全国一律通話料のFUSION IP-Phoneが利用可能になったことで、従来と比べて、大幅な通話料金の削減が可能となった。着信者課金による着信が1日1000 コールの30 席程度のコンタクトセンターで試算した場合、ISDN回線の利用に比べ、基本料、通信費で最大約70パーセントのコスト削減が可能という。
ネットマークスは、INFOSION Advanced IPCCで、2006年度に10億円の売り上げを予定している。
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ネットマークスの発表資料
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