コードネーム:Monad
米MS、新シェル「Windows PowerShell」を正式発表
2006/11/17
米マイクロソフトは、スペインのバルセロナで開催のIT Forum初日となる11月14日(現地時間)、新しいコマンドラインシェルおよびスクリプティング言語「Windows PowerShell 1.0」(コードネームはMonad)のリリースを発表した。
PowerShellはWindowsシステムと、Windows上で動作するExchange Server 2007などの製品の管理機能を高める。「Windowsコマンドプロンプト(cmd.exe)とVBScriptを統合したようなツール」で、システム管理者のタスクを自動化し、コントロールすることができる。
PowerShellはWindows XP、Windows Vista、Windows Server 2003、Windows Server “Longhorn”で動作する。またPowerShellの利用により、Exchange Server 2007、System Center Operations Manager 2007、System Center Data Protection Manager V2、System Center Virtual Machine Managerの効率と生産性が向上するという。
PowerShellの機能を幾つか紹介する。
- 動詞と目的語を組み合わせたコマンド(get-process、stop-service、get-wmiobjectなど)、「Cmdlet」(コマンドレットと読む)を使用。コマンドレットの数は130を超える。
- 高度なワイルドカード機能。
- コマンド実行前にコマンドの結果が分かる「Whatif」。
- コマンドのトランスクリプト開始・停止が可能。コマンドをテストしつつ、同時にスクリプトで使用するためそれを保存できる。
- ユーザーアカウントコントロールの構成。
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