第3世代ThinkPadのタブレットPCが登場

今度は指でも操作できる−「ThinkPad X60 Tablet」

2006/12/05

 レノボ・ジャパンは12月6日、B5コンパクトタイプのタブレットPCの新モデル「ThinkPad X60 Tablet」を12月下旬に出荷すると発表した。レノボ・ジャパン ストラテジー&マーケティング担当 執行役員 石田聡子氏は「セキュリティ機能やユーザーインターフェイス、それを支えるシステム基盤の3つが整って、はじめて今後活用されるPCだといえる。今回の製品は気合の入った新機能を搭載した」と自信を覗かせた。

lenovo01.jpg レノボが発表したThinkPad X60 Tablet

 ThinkPad X60 Tabletは、従来のデジタイザーペンでの入力操作に加え、タッチパネルを搭載し、指での操作も可能になったことが特徴。反射防止技術として円偏光を採用したことで1.6%の反射に抑え、屋内外での視認性が向上したという。また、本体の向きを頻繁に変えるタブレットPCの特性を考慮して、本体の縦横の向きを変えると画面の向きも変わるアクティブローテーション機能を搭載するなど、ユーザビリティ面にも配慮した。

 ThinkPad X41 Tabletとの主な違いは、CPUに1.83GHzのCore Duo L2500を採用、「X41、X41 Tabletの最大の弱点といわれていた」(レノボ・ジャパン 取締役副社長 研究・開発担当 内藤在正氏)ハードディスクドライブは1.8インチから2.5インチへと変更されている。

 内藤氏は「第3世代のThinkPadをベースにしたタブレットPCの発表にようやくこぎつけた。第3世代ThinkPadの圧倒的なパフォーマンス、信頼性、高いユーザビリティのうえにタブレットとしてより使いやすい機能、より配慮の行き届いたユーザビリティを目指して開発を進めてきた」と話した。

 ThinkPad X60 Tabletの価格は26万1450円(税込み)。今回発表されたのは、中規模・大規模企業向け。個人向けやSOHO向けのモデルは異なる仕様で12月下旬に発表する予定。

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(@IT 千葉大輔)

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