EPCglobal準拠のRFIDシステム環境整備
IIJとBEAでRFID市場をブレイクさせる
2006/12/06
インターネットイニシアティブ 技術開発本部 笠井一宏氏
インターネットイニシアティブ(IIJ)と日本BEAシステムズ(BEA)は12月6日、RFID分野で協力すると発表した。RFIDの国際標準規格EPCglobalに準拠したシステム環境を整備する。IIJのRFIDによる企業間情報共有サービス「IIJ EPC Networkサービス」と、BEAのWebLogic RFID製品群を組み合わせた。
IIJとBEAがお互いのサービスと製品群の相互接続性を検証、これにより、ネットワークを介して企業内および企業間の業務システム全体にRFIDを組み込んだシステム環境を構築した。両社は今後、さまざまなRFID検証施設に両社のプロダクトを導入したデモ環境を構築していく。その第1弾として、木更津にある「HP RFID Noisy ラボ・ジャパン」にデモシステムを提供する予定。また、このパイロットシステムをベースとしたRFIDシステムの構築をSI事業者に働きかけていく。
両社によると、RFIDを組み込んだシステムの利用が「ブレイク」(インターネットイニシアティブ 技術開発本部 笠井一宏氏)するのは、2007年〜2008年にかけて。2009年以降の「拡張期」に対して、2007年〜2008年は、「電子タグに紐付く情報の高度化によって、新しいビジネスが出現し、波及効果が急速に拡大する勃興期」(同)だとする。この勃興期のブレークポイントとして、両社は今回の協力施策を位置付けている。
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