企業内PCの3〜10%が感染か

無料でスパイウェア調査、ウェブルートが企業向けに

2007/01/11

 ウェブルート・ソフトウェアは1月11日、企業内のクライアントPCを対象にスパイウェアの感染状況を調べる無料サービスを開始すると発表した。同社によると企業内PCの3〜10%が危険度の高いスパイウェアに感染しているという。

 提供開始したのは「無料スパイウェア監査サービス」。ウェブルートが用意したチェック用の実行ファイルをPCで起動し、感染状況を調べる。数千台規模のPCまで調べることが可能で、PC1台のチェックにかかる時間は数十分という。

 無料で調べるのはスパイウェアに感染しやすいPCのレジストリやメモリ、Webブラウザなど。PCの完全スキャンやスパイウェアの駆除は別の有償サービスとなる。

 チェックしたログはウェブルートが回収し、結果をレポートする。スパイウェアのタイプ別の感染状況やPCごとの感染状況、検出したスパイウェアの特徴や感染数などを報告するという。

(@IT 垣内郁栄)

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