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「すべての準備が整いました」、Microsoft Windows Vista
2007/01/15
![vistaリリース写真](vista_l01.jpg)
「すべての準備が整った」
マイクロソフト 代表執行役 社長 兼 マイクロソフト コーポレーション コーポレートバイスプレジデント ダレン・ヒューストン(Darren Huston)氏は1月15日、都内で会見し、満面の笑顔でそう宣言した。
1月30日のMicrosoft Windows Vista 日本語版(一般・個人向け)発売に向けて、国内のパートナー企業を集めた大々的なプレゼンテーションの機会だった。ソニー、NEC、デルを始め8社のPCベンダのトップとインテル、AMDの重役がVistaのリリースを歓迎した。
Vista出荷直前のアピールとして、ヒューストン氏が改めて強調したポイントは3つ。
1つはシンプルかつパワフルな機能、もう1つは強固なセキュリティ対策環境、そして最後に「実はこれが最も重要だが」とし、エンターテインメント機能の豊富な実装を挙げる。
現行のOSであるMicrosoft Windows XPがリリースされた頃、国内でブロードバンド環境の整備に企業と政府が一体となって取り組み始めた。その成果が実り、インフラストラクチャの先進性では世界有数の国となった。PCを取り巻く市場のインパクトは当時とは比べものにならない。このような状況でリリースされる新OSに国内のIT業界がかける期待は大きい。
![vista搭載PC写真](vista_l02.jpg)
Vistaの対応を表明しているPCメーカーは18社。1月30日以降順次発売される新製品の合計は247機種(1月15日現在)である。これらの製品は、マイクロソフトと各社が開発段階から緊密な連携を図っていることがウリである。例えば、Vistaと各社の地上デジタル放送アプリケーションとの連携など。
一般・個人向けモデルのうち約7割がWindows Vista Home PremiumおよびWindows Vista Ultimate搭載モデルであり、企業向けモデルのうち約9割がWindows Vista Businessおよび、Windows Vista Ultimate搭載モデルだ。2000以上のハードウェア製品と、300以上のソフトウェア製品についても、Windows Vista上での動作が確認されているという。
1月30日の発売を睨(にら)んで、いくつかのマーケティング施策やキャンペーンを展開する。
2007年1月27日と28日に、表参道ヒルズ(東京渋谷区)の本館1階、本館地下3階で、「Windows Vista / 2007 Office system 新世代プレミアムフェスタ」を開催。一般・個人ユーザー向けに体験コーナーなどを設ける。全国の家電量販店約70店舗でも、体験デモを実施する(1月13日から一部開始済み)。
Windows Vista購入ユーザー向けには2つのキャンペーンを実施。先着10万人を対象に、CinemaNowサービス登録から1カ月間約1000本の映画が見放題になる「Windows Vista Cinema de Premium」を行う(2007年2月1日から3月31日まで)ほか、Windows Vistaおよび、2007 Office systemパッケージ購入者を対象に抽選で100人にグッズをプレゼントする「Windows Vista / 2007 Office system 同時発売プレミアムキャンペーン」を実施する(2007年1月30日から4月18日まで)。
そのほか、Windows XP搭載PCをWindows Vistaにアップグレードする場合の支援ツール「Windows Vista Upgrade Advisor日本語版」を提供、またWindows Vistaと既存のアプリケーションや周辺機器、PCの互換性についての情報を一覧できる「Windows Vista 互換性情報サイト」の検索性を強化した。このWebサイトには、2000以上のハードウェア製品と300以上のソフトウェア製品、970以上のPC製品に関する互換性情報が掲載されている。
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