Windows Vista時代のWebアプリケーション開発

2009年、Webデザイン市場でトップシェア40%獲得宣言、MS

2007/01/17

市橋氏写真 マイクロソフト デベロッパービジネス本部 業務執行役員 本部長 市橋暢哉氏

 マイクロソフトは1月17日、Webデザインツールのスイート製品「Microsoft Expression Studio」を発表した。同社がWebクリエーター向けに製品を発表するのは初めて。2007年第3四半期に出荷する。

 「2006年度約50億円の市場規模であるWebデザイン市場が2009年には80億円に拡大する」とマイクロソフト デベロッパービジネス本部 業務執行役員 本部長 市橋暢哉氏は予測、「そのうち40%のトップシェアを獲得する。これは希望ではなく、事実だ」と宣言した。

 Microsoft Expression Studioは、Windows Vistaに搭載されるWindows Presentation Foundation(WPF)技術を利用したWebデザインツールのスイート製品。3-Dimensional Computer Graphics(3DCG)や、Windows Mediaを使ったコンテンツのデザインが行える。同スイート上で作成したコンテンツは、Webブラウザ上で閲覧できるだけではなく、WebアプリケーションやWindows Vistaアプリケーションとしても利用できる。Microsoft Visual Studioで開発したビジネスロジックを連携させることも可能。

 同スイートは4つの製品で構成されている。

 「Expression Web」はCSSをサポートし、XML、ASP.NET、XHTMLを通じてVisual Studioと連動しながらWeb構築を支援するツールである。

 「Expression Blend」は、WPFベースのアプリケーションを開発するツール。XAMLフォーマットに基づくユーザーインターフェイスの開発を支援し、デザイナーとデベロッパーとのラウンドトリップをスムーズにする。

 「Expression Design」は、Expression BlendやExpression Webで使用するベクターグラフィック素材のデザインツール。XAML形式で出力可能。

 「Expression Media」はデジタルコンテンツ管理ツール。100種類以上のファイル形式に対応している。Expression Media Encoderというビデオエンコーダを搭載している。

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