厳選されたホテル情報と予約サービスを提供
楽天トラベル、富裕層向け高級ホテル予約サービスを開始
2007/01/23
楽天トラベルは1月23日、厳選した一流ホテルや旅館の情報と予約サービスを提供する「Platinum Collection 〜for Celeblities〜」(プラチナコレクション)を開始した。クオリティにこだわったホテル情報ページを提供するほか、ユーザーを限定した新サービスを展開する。
新サービスは、個人の嗜好をあらかじめ登録しておくことで、初めての宿泊でもきめ細かなサービスが受けられる「パーソナルカルテ」、専用フォームから質問することで旅の専門家によるアドバイスが受けられる「プライベートコンシュエルジェ」、旅行同伴者にクオリティの高い電子招待状を送る「インビテーションカード」の3つ。
楽天会員であればホテルの予約自体は誰でも可能だが、プラチナコレクションで提供する新サービスを受けられるのは楽天プラチナ会員など限定ユーザー。楽天プラチナ会員は、楽天グループの運営するサービスの利用で過去6カ月間に2000ポイント以上、かつ15回以上ポイントを獲得した会員。半年で10〜20万円の買い物をするユーザーが該当する。楽天ではプラチナ会員の実数やユーザープロファイルを公表していない。
高級ホテルの“新々御三家”も選外!?
スタート時点では建築やデザインなどの分野で活躍する5人からなる選考委員が18施設を選定。専門ライターによる施設情報を提供する。楽天トラベル 代表取締役社長の山田善久氏は「ホテルは単に宿泊施設というだけでなく食もある。ホテルは文化。そうしたホテルの文化を伝える場所がネットにはなかった」とサイト立ち上げの意義を語る。
加熱する都心の高級ホテル戦争で“新々御三家”とも言われる汐留のコンラッド東京、日本橋のマンダリンオリエンタル東京、楽天のお膝元でもある六本木のグランドハイアット東京が、今回の18施設のリストから漏れているなど、厳しい選定が目を引く。選定基準について楽天トラベル 代表取締役会長 三木谷浩史氏は「ホテルの選定では選考委員の議論が白熱。正直、営業的にはここを入れてほしいというホテルもあった」という。今後、半年に1度の選考委員会では旅館の追加などを行い、当面は「トータルで50前後のホテルや旅館を対象にすると想定している」(山田氏)としている。
また、三木谷氏は同様の限定会員向けサービスを、旅行情報以外のサービスに展開する意向があるかとの質問に対して、「楽天会員の中には財布に余裕のあるユーザーも多い。富裕層に向けたサービスの展開も可能性はあるのかなと感じている。今回のサービスが試金石になる」と話した。
【サービス開始時点での掲載施設】
- 北海道 ザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパ
- 東京 ザ・リッツ・カールトン東京、セルリアンタワー東急ホテル、フォーシーズンズ椿山荘東京、フォーシーズンズ丸の内東京、ホテルオークラ東京、ホテル西洋銀座、ホテルニューオータニ
- 愛知 名古屋マリオットアソシアホテル
- 大阪 ウェスティンホテル大阪、ザ・リッツカールトン・大阪、帝国ホテル大阪、ホテル阪急インターナショナル、リーガロイヤルホテル
- 京都 ハイアット・リージェンシー京都、京都ホテルオークラ
- 兵庫 ホテルオークラ神戸
- 長崎 ホテルヨーロッパ
関連リンク
関連記事
情報をお寄せください:
最新記事
|
|