住商情報、サイバーマップ、OKIと提携
「Feedpath Zebra」いよいよ正式版がリリース
2007/02/07
フィードパスは2月7日、Ajax(Asynchronous JavaScript+XML)を使ったWebメールシステム「Feedpath Zebra」正式版を発売すると発表した。国内の販売・技術パートナーは、住商情報システムとサイバーマップ・ジャパン、沖電気工業の3社。2007年末までに売上高2〜3億円(3万アカウント)を計画している。
Feedpath Zebra導入を望む顧客に対しては、住商情報システムがシステムインテグレーションを行う。同社は、主にインターネット・サービス・プロバイダや大手企業のメールシステムをFeedpath Zebraに移行させるための支援を担当する。
サイバーマップ・ジャパンとは技術提携を結んだ。Feedpath Zebraのメールメッセージに記載されている住所をクリックすると、サイバーマップ・ジャパンが提供する地図データベースと連動し、目的の住所周辺の地図情報をメール本文中に表示することが可能となる。
通信キャリアの拡販を狙う布石として、同市場に強い沖電気工業と業務提携を結んだ。沖電気工業の通信キャリア向けアプリケーションとFeedpath Zebraの機能を連携する。
これらのライセンス販売と並行して、2月26日からは、中小企業向けにSaaS型のサービスも開始する。
Feedpath Zebraは米Zimbraが開発した「Zimbra Collaboration Suite」の日本語版にあたる。Internet Explorer、Firefox、SafariなどのWebブラウザで利用できるのが特徴。Ajaxの採用で、Webでありながらクライアントソフトウェアと同等レベルの操作環境を目指す。API(Zimlet API)を公開しているため、外部システムとの連携を行う柔軟性が高い。
米Zimbraの共同創業者 兼 社長のSatish Dharmaraj氏は、クライアントソフトウェアの将来について「Webを介したアプリケーションが主流となっていくだろう」と述べた。
米国ではIBM、Googleなど15の企業・団体が、Ajaxに対応したオープンソースの開発ツール環境を構築する「Open Ajax」を結成している。
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