「これまでのケータイの常識を根底から覆す」
イー・モバイル、定額・高速データ通信対応のモバイル端末発表
2007/02/19
イー・モバイルは2月19日、4.1インチワイドVGA液晶を搭載し、ワンセグ放送と3.6MbpsのHSDPA通信サービスに対応したモバイルブロードバンド端末「EM・ONE」を3月31日に発売すると発表した。月額5980円の固定料金でデータ通信が可能。音声通話機能は持たない。同時に、PCカード、CFカード、Express Card対応のデータ通信カードとUSBモデムも順次発売する。
QWERTY搭載で18.9mmの薄さを実現
EM・ONEはMicrosoft Windows Mobile 5.0搭載の、シャープ製小型端末。4.1インチ、800×480ドットのタッチパネルASV液晶を搭載する。QWERTY配列キーボード搭載で厚さは18.9mm。本体は縦横の両方向にスライドする「デュアルスライド機構」を採用し、目的に応じて使い分けられる。
通信機能として3.6MbpsのHSDPAと、IEEE802.11b/gの無線LAN、Bluetooth1.2を搭載。また、パソコンとUSBケーブルで接続することでパソコン用の無線通信モデムとしても利用できる。
CPUにはMarvell PXA270 520MHz、GPUとしてNVIDIA GoForce 5500を搭載する。512MBのフラッシュメモリと128MBのSDRAMを内蔵。内蔵カメラは有効画素数約131万画素。そのほかのインターフェイスとして、miniSDカードスロット、miniUSB端子、RGBアダプタ端子、イヤホンマイク端子などを備える。サイズは140(幅)×70(奥行き)×18.9(高さ)mmで、重量250g。バッテリ駆動時間は約4時間。
EM・ONEのデュアルスライド機構。開閉は滑らかだ
ネット向け3D表示技術で知られるヤッパと共同開発した3Dインターフェイス「3D Box」。引き出しを開けるようなUIでオンラインのコンテンツを探せる
まずは東名阪の都市部と京都市からスタート
3月31日の発売日より、東名阪の主要地域でHSDPA通信サービス「EMモバイルブロードバンド」を開始する。最大通信速度は下り3.6Mbps、上り384kbps。地下鉄や地下構内などでは利用できないが、サービス開始当初は東京都23区、名古屋市、大阪市、京都市などを中心に都心部で利用可能(発表資料参照)で、6月末までに東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の国道16号線県を、関西地域は兵庫県の神戸市および大阪市近郊年の一部にもエリアを拡大する。
月額基本利用料は5980円。EM・ONEとセットの場合、端末を含む初期費用は2年分契約時で3万9800円、1年分契約時で7万1000円など。また、3月31日に同時に発売されるPCカードタイプの通信カード「D01NE」の場合、1年分契約時でカードを含む初期費用は4980円、月額基本利用料5980円。このほか契約事務手数料として2835円がかかる。ただし、3月31日から5月31日までの2カ月間は開業記念キャンペーンで月額基本使用料無料となる。
PCカードタイプ以外にも、CFカード、Express Card対応のデータ通信カードやUSBモデムも順次発売予定だが、価格や発売日は未定。
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