「破格の安さ」

498万円で始めるSOA、BEAがスターターキット提供

2007/03/01

 日本BEAシステムズは3月1日、SOAに関心がある企業に対して、SOA関連のガイドラインや、ワークショップ、プロトタイプ開発などのサービス、BEA製品を提供する「SOAスターターキット」の販売を開始した。価格は498万円(税抜)で、通常の価格と比べて「破格に安い」(BEA)という。BEAは「SOAの第1歩としての取り組みが簡単に始められる」としている。

 SOAスターターキットはSOAに関するベストプラクティスや最適のアーキテクチャ、実装方法などを記載したガイドラインと、SOA実現へのロードマップやプロトタイプを開発する5週間のワークショップ、そしてBEA製品が付く。BEA製品は「BEA AquaLogic Service Bus」の1ライセンスとサポート、1人分のトレーニングが含まれる。通常価格ではBEA AquaLogic Service Busのライセンスだけで560万円する。

 SOA開発で重要になるのは、限られたエリアについてSOAを適用するプロトタイプ開発とBEAは考えている。日本BEAシステムズの営業技術本部 プリセールスエンジニアリング部 プリセールス エンジニア 鷺島淳一氏はSOAスターターキットについて、「結果が見えるプロトタイプを開発し、SOAを全社に広げるためのきっかけを作ってほしい」と説明した。

 鷺島氏は国内のSOA案件の状況について「これまではパイオニア企業が中心となってSOAに取り組んできたが、今年からは大部分の企業が取り組み始めるだろう。今年がSOA元年といってもいい」と説明した。BEAは今後1年でSOAスターターキットを30社に販売することを目指す。

(@IT 垣内郁栄)

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