日本語版を提供
Webアプリサーバ「ColdFusion」の次期版が今秋登場
2007/03/06
米アドビ システムズのシニアプロダクトマーケティングマネジャー ティム・バンテル(Tim Buntel)氏は3月6日、同社のWebアプリケーションサーバ「Adobe ColdFusion」について、次期製品“Scorpio”(開発名)の日本語版を2007年秋に提供予定であることを明らかにした。米国では「2007年中の提供開始」としていて、その後に日本語版が登場するとみられる。
米アドビ システムズのシニアプロダクトマーケティングマネジャー ティム・バンテル氏
ColdFusionはFlashアプリケーションの開発環境である「Flex」と連携し、同社が訴える「リッチインターネットアプリケーション」(RIA)を実現するプラットフォーム製品。データベースや基幹システムなどバックエンドのデータをFlexで開発したフロントエンドのアプリケーションに届けるハブの役割を持つ。PHPやPerl、Rubyで開発したアプリケーションのデータも読み込み可能で、アドビは「Web 2.0サービス統合ハブ」としている。
Scorpioは展開速度の遅いページやクエリを監視するサーバモニタリング機能を追加。データベースの使用率なども見ることができ、エンタープライズレベルの利用に対応する。また、Scorpio自身はJ2EEベースだが、新たに.NETオブジェクトをサポートする。Javaオブジェクトとほぼ同様の動作が可能だという。PDFフォームのデータを事前に挿入、抽出できるようにするなどPDF関連機能も向上する。
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