タニタが発表
あなたの体重が2.0に!? タニタがWeb連動の健康サービス
2007/03/09
体組成計(体重や体脂肪率、肉体年齢などを計測する機器)メーカーのタニタは3月8日、ネットワーク機能を搭載した体組成計などの計測器を中心とするヘルスケアサービス「モニタリング・ユア・ヘルス」(MYH)を本格展開すると発表した。さまざまな計測器をネットワークで接続し、データを一元化することで自分の健康管理をしやすい環境を構築するという。
タニタの代表取締役社長 谷田大輔氏は「数値を定期的に測ってもらえれば6割くらいの人は健康を維持できるのでは」と体を測定することの重要性を強調。「肥満の人が大変な勢いで増え、飢餓状態の人と同じくらいの人数になっている。21世紀は肥満と取り組む世紀だ」と話した。
MYHは体組成計や歩数計、血圧計などの計測機と、Webサービスを合わせて提供する。測定したデータをインターネットを通じてデータベースに転送し、Webや携帯電話で健康状態をチェックできる。健康に気を使う若年層から高齢者まで広いユーザーをターゲットにしているため、ユーザーの利用形態に合わせて3つの転送方法を用意している。
1つ目は「パソコン利用タイプ」。USB接続型のリレーキー(キー兼メモリ)に測定器からのデータを蓄積し、PCに接続することでインターネットを通じて測定データを自動で転送する。2つ目は「携帯電話利用タイプ」。測定データをBluetoothを利用して携帯電話に蓄積、携帯電話からデータベースにデータを転送する。3つ目はPCや携帯電話を使わない高齢者などに向けた「パソコンレスタイプ」。据え置き型のレシーバーを通じて測定データを転送する。
データベースに転送したデータは、同社が運営するWebサイト「からだカルテ」で確認できる。からだカルテでは蓄積されたデータをグラフで確認できるほか、食事分析や専門家のアドバイスなどを受けられるという。
今後、さまざまな企業とアライアンスを結び、コンテンツなどを提供し、ハードウェアやサービスを拡充していく。APIの公開も今後予定しているという。
料金は入会金が2000円。体組成計と歩数計、リレーキーのレンタル料と、「からだカルテ」の利用料金をセットにしたスタンダードプランが、月額1200円。スタンダードメニューに血圧計を加えてたアドバンストメニューは月額1800円。いずれも利用期間は24カ月から。
2007年度は4万人の会員獲得と5億円の売り上げを目標とする。2009年度には会員数45万人、50億円の売り上げにしたいとしている。
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