アダプテックが両対応のRAIDコントローラ5製品発表
サーバストレージはSAS/SATA混在の時代に
2007/03/28
アダプテックジャパンは3月28日、SAS/シリアルATAをサポートするPCI Express対応RAIDコントローラに5機種を追加すると発表した。また、バックアップ用テープドライブやテープライブラリといったレガシーSCSIをサポートするためのPCI Express対応のUltra320 SCSIホストバスアダプタ「Adaptec 29320LPE Ultra320 SCSI HBA」も発表。発表された製品はすでにOEM向けの提供が始まっており、4月初旬から店頭での販売も行う。
今回発表されたRAIDコントローラ5製品は、これまで同社が「Unified Serial」(ユニファイド・シリアル)のブランド名で展開してきたシリーズに追加されたもので、SCSI規格をシリアルインターフェイス化したSAS(Serial Attached SCSI)と、シリアルATAの両方に対応することが特徴。信頼性が高く、転送速度の速いモデルが多いSAS対応ハードディスクと、比較的安価に大容量モデルが入手できるシリアルATA対応ハードディスクを混在させて使うことができる。データプロテクションソリューショングループ、マーケティングディレクターのスラッシュ・パニカー(Suresh Panikar)氏によれば、SASはエンタープライズストレージ市場の中でもいちばん伸びている分野。ガートナーの調査によれば年間平均成長率が62%に達し、2009年までにSAS対応ストレージはSCSI対応ストレージの出荷量を超えるという。
発表された5製品はロープロファイルで内部4ポートの「Adaptec RAID 3405」、内部8ポートの「Adaptec RAID 3805」、より大きなアレイを実現する内部12/16ポートの「Adaptec RAID 31205/31605」、ロープロファイルで外部8ポートの「Adaptec RAID 3085」の5製品。Adaptec RAID 3085では外付けストレージのデータパスを冗長構成にしておき、障害が発生した場合に別の接続バスを利用する“デュアルパスフェイルオーバ”の機能を提供する。
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