企業内のグループウェアや基幹情報に安全にアクセス
紛失時の端末リセットに対応、Intellisync Mobile Suite最新版
2007/04/05
インテリシンクは4月5日、企業内の情報システムのメールやデータ、アプリケーションを、モバイル端末との間で同期するためのソフトウェア、Intellisync Mobile Suite 8を5月15日に発売すると発表した。対応するサーバOSはMicrosoft Windows 2000 Server(SP4以降)、同Windows Server 2003/2003R2。メールサーバとしてMicrosoft Exchange Server 2000/2003、Lotus Domino R6/R6.5/R7および、POP3/IMAP4サーバに対応する。利用できるモバイル端末は、Windows MobileかSymbian OSを搭載したスマートフォン、またはiアプリ、S!アプリに対応した携帯電話、Windows搭載のPC。スマートフォンやPCではサーバ側からメールやスケジュールの更新データを送り出すプッシュ型が利用できるが、携帯電話ではユーザーからのアクションにより同期を行うという違いがある。
販売は最低50ライセンスからで、1ライセンス当たりの価格は「Intellysync Wireless Email」が1万2600円、「Intellysync Device Management」と「Intellisync File Sync」が9450円、「Intellisync Application Sync」(旧Intellysync Data Sync)が1万6800円。
今回のメジャーバージョンアップでは、セキュリティ機能の強化が1つのポイントだ。機密性の高い文書やメールを同期してダウンロードした端末を紛失した際には、その端末のユーザー自身がPCでWebブラウザからデバイスのロックやデータの削除、フルリセットを行うことができる。インテリシンク代表取締役社長の荒井真成氏は、「個人情報保護法施行以後、情報機器の持ち出しができなくなったことが影響して案件が増えつつある」とし、高いセキュリティを持つ同社のソリューションが市場に受け入れられつつある手応えを感じているという。荒井氏は案件増加の要因としてほかにも、バッテリ駆動時間が長くなるなどデバイスが良くなっていること、システム管理者がセキュリティポリシーをユーザーや端末に強制できるソリューションが増えたこと、モバイル端末の同期技術が成熟して運用にかかるランニングコストが安くなったことなどを挙げた。
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