業務形態に応じたフロア設計からコンサルティング
日立、職場環境改革とITインフラをワンストップで提供へ
2007/04/09
日立製作所 情報・通信グループ 経営戦略室 副室長 小倉正弘氏
日立製作所は4月9日、職種や業務形態に応じた職場環境を提案、構築するコンサルティングサービス「ワークスタイル改革ソリューション」の提供を4月11日から提供すると発表した。同ソリューションは、これまで日立グループが自社で実践してきたワークスタイル改革のノウハウを体系化したもので、ITインフラ構築にとどまらず、事務機器や什器類、セキュリティシステムを含めたフロアスペースの設計、施工を行う。設計から運用の定着までを総合的にサポートすることで付加価値を高めた。
これまで日立の情報・通信グループでは4500人規模で職場環境の改革を行った。離席率の高い営業部門では従業員に個別のデスクを割り当てず、フリーアドレス制にすることでフロアスペースを3分の2に抑えたほか、職制変更に伴う経費を10分の1に抑えるなど、コスト削減に成功。また、従業員同士の交流が重要な研究所ではハニカム構造のレイアウトとするとことで知的コラボレーションを容易にしたほか、コンサルティング部門ではプロジェクト単位でコミュニケーションが取りやすい横並びの配置にしたという。
2010年までに約100社程度に導入し、120億円の売り上げを目標とする。ハードウェアやソフトウェアの売り上げと施工や移転作業で8割、コンサルティングで2割の売り上げを見込む。
オープンでフラットな執務スペースでプロジェクト単位の柔軟な執務を可能にしたというコンサルティング部門向けの横並びの配置
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