液晶一体型の省スペースモデル
NEC、業界初の「ハイブリッドHDD」内蔵PCを発表――その効果は
2007/04/16
NECは4月16日、省スペース性が特徴の液晶ディスプレイ一体型のデスクトップPC「VALUESTAR N」を発表した。フラッシュメモリを内蔵する「ハイブリッドHDD」を業界で初めて採用。アプリケーションやOSの起動が10〜30%程度、高速になるという。
VALUESTAR Nの本体は液晶ディスプレイとほぼ同様のデザイン。光学ドライブやPCカードスロットは本体側面から利用する。本体の厚みは4センチ、設置時の奥行きは16.3センチで、NECは「A4タイプのノートPCを超える省スペース性」としている。キーボード、マウスはワイヤレスで、使わないときは本体の下に収納できる。
ディスプレイは15.4型ワイド液晶。本体の重さは約4キロで、上部に付けたバーをつかんで持ち運びする。バーに標準の「ガジェットポケット」をかけて、CDなどの小物を入れることもできる。ワイヤレスLANを搭載。光学ドライブはDVD-R/+R 2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブを装備する。
VALUESTAR Nは3タイプを用意。ハイエンドの「VN570/JG」(22万5000円前後予想)はAMDの「Sempron 3400+」を採用した。地上デジタルチューナーを内蔵する。ハードディスクドライブ容量は200GB。
ミドルレンジの「VN550/JG」(20万円前後予想) はAMD Turion 64 X2 TL-50を搭載。ハイブリッドHDD採用した。ハイブリッドHDDは、256MBのフラッシュメモリを搭載した120GBのHDD。Windows Vistaから搭載されたマイクロソフトの「SuperFetch」機能を利用できる。SuperFetchはよく利用するアプリケーションやファイルをあらかじめメモリに読み込んでおくことで、起動を高速にする。
エントリモデルは「VN500/JG」(18万円前後予想)。AMDの「Sempron 3400+」を搭載。HDDは120GB。メモリはいずれも標準で1GB。OSはWindows Vista Home Premium。
VN570/JGとVN500/JGは4月26日に発売。VN550/JGは5月中旬に発売する。
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