Microsoft Dynamics NAVを基盤に
店頭POSから基幹業務までを一括管理するアパレルファッション・リテール向けERP
2007/04/19
パシフィックビジネスコンサルティング(PBC)は4月19日、アイスランドのランドスタイナーストレンガー社(ランドスタイナー社)のリテール企業向けERP製品「LS Retail Version4.2」の日本語版を発売すると発表した。LS Retailは、マイクロソフトのERP製品「Microsoft Dynamics NAV」のアドオンソフトウェア。POSを含む店舗システムから本部の基幹業務までを同一のプラットフォームで一括管理できるのが特徴である。
LS Retailが稼働するプラットフォームとしてのMicrosoft Dynamics NAVは、マイクロソフトが2002年に買収したデンマークのソフトウェア企業「Navision」の製品だった。Navisionの買収のほか、マイクロソフトはGreat Plainsなどいくつかのエンタープライズ向けアプリケーション開発企業を買収、ERP製品のラインアップを「AX/GP/NAV/SL」に集約した。ランドスタイナー社は、Navisionがマイクロソフトに買収される以前からリテール向けERP製品を開発しており、英国をはじめ、東/中央/南EU諸国を主な市場として事業を展開してきた。
2007年4月18日にマイクロソフトの日本法人がERPパッケージとして「Microsoft Dynamics AX 4.0日本語版」(AX)のリリースを発表した。マイクロソフトは日本市場において売り上げ規模500億円以上の企業を対象にした「AX」をERP製品の基盤に据える戦略を採用したわけだが、一方で「LS Retail Version4.2」の日本市場での販売を行うPBCは、ランドスタイナー社の販売パートナーという立場から、Microsoft Dynamics NAVの日本語化を含めて、コンサルティング事業を展開する。
主な販売ターゲットは、POS端末25〜200機規模のアパレルを中心としたリテール企業。海外企業の日本法人を主な顧客として想定しており、同社は第1号の顧客として、フランスの衣料品メーカーA.P.C.ジャパンを紹介した。
関連リンク
関連記事
情報をお寄せください:
最新記事
|
|