マーチャント@amazon.co.jp
アマゾンが法人向け出店型サービスを開始
2007/04/24
アマゾン ジャパンは4月24日、法人向け出店型の新しいサービス「マーチャント@amazon.co.jp」を開始したと発表した。同サービスは2002年に米国で開始し、イギリスとドイツでも展開している。
同サービスへの参加企業は、Amazon.co.jpに出品し、成約手数料をアマゾン・ジャパンから受け取る。販売商品の出品と、受注後の梱包・配送、販売後のサポートを参加企業が提供し、アマゾン ジャパンは、Amazon.co.jpの販売プラットフォームを提供、決済サービスの一括代行、Web技術の提供などを行う。
同サービスの特徴は「厳選されたブランド企業による出品」「共通の商品カタログを使用した販売」「取り扱いのなかった新商材によるセレクションの拡充」の3点。
Amazon.co.jpで商品カタログを共有するということは、「上位ショッピングカート」の獲得やユーザーへのレコメンデーション機能の使用、パーソナライゼーション機能の使用が可能となることを意味する。
共通商品ページでユーザーがショッピングカートに商材を入れる可能性が高い場所を獲得するには、商材の出品者が「価格」と「在庫状況」「ユーザー評価」の3要素で最もよい条件を提示すればいい。この性質を最大限に利用すれば、自社が販売する商材を、アマゾン ジャパンやほかの出品者よりも優位な位置に出すことができる。同サービスに参加するとその権利が得られるのである。専用のストアフロント画面を設置することも可能。
「マーチャント@amazon.co.jp」で拡張する商品カテゴリは、スポーツ&アウトドア、エレクトロニクス、ホーム&キッチン、おもちゃ&ホビー、ヘルス&ビューティー、ビデオゲーム、ソフトウェア。出店企業は50社から開始し、順次拡大していく予定。
同サービスの参加企業はアマゾン ジャパンが独自の基準で選択する。「Amazon.co.jpのサービスレベルに準じる体制を確保できる企業が同サービスに参加できる」と同社では説明するが詳細は不明。初期費用はなし。成約手数料は非公開。同サービスを開始することで増える商品数は未定。同サービス開始による売り上げ目標も非公開。
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