高速コピー機能も利用可能に

エントリストレージにも上位機種のDNA、富士通

2007/05/09

fujitsu01.jpg 富士通ストレージシステム事業本部 本部長 上田孝一氏

 富士通は5月9日、エントリレベル・ディスクアレイ装置の新製品「ETERNUS2000」を販売開始したと発表した。同社は昨年、ハイエンドおよびミッドレンジのストレージ新製品を発表したが、ETERNUS2000はこれらの設計思想や機能を受け継いでいる。

 富士通ストレージシステム事業本部 本部長 上田孝一氏は、ローエンドのディスクアレイ市場が2005〜2010年に年平均成長率11.1%で伸びるとする調査会社の市場予測を紹介。このローエンド市場でNASを除いた市場における富士通のシェアが6位の6.5%であることを「低すぎる」とし、新製品の投入により将来は15〜20%の獲得も可能と話した。

 ETERNUS2000はファイバチャネルSANのインターフェイスを備えた業務システム系サーバ用ストレージの下位シリーズ。「モデル50」「モデル100」「モデル200」の3モデルで構成されており、それぞれ12、24、72台のディスクドライブを搭載可能。SATAドライブを使用した場合は最大で54TBを収容可能。コントローラ、電源装置、ファンはすべての機種で二重化されている。

 新製品の第1の特徴はコストパフォーマンス。モデル50は73GBのディスクドライブを4台搭載した場合で99.9万円と、旧機種を同一構成にした場合の115万円と比較して低く抑えている。

 ETERNUSの中上位シリーズでは、サーバの稼働を止めずに別セットのディスクに対してデータを差分コピー/全体コピーする機能を提供しているが、今回の新製品でもモデル50を除く2機種でこの機能を利用できる。同機能はオプションで、有効にするにはモデル100では50万円、モデル200では100万円が別途必要となる。ほかにコピー管理ツールの「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager」も必要だが、同管理ツールの価格も従来の約50%に値下げしたという。

 RAIDコントローラ部分の1チップ化などにより、部品点数は従来比60%減となり、サイズは旧機種の50%減、消費電力は40%減となった。消費電力の削減は、アクセスがないと自動的にディスクドライブを停止状態にする技術の採用も貢献している。

 富士通はETERNUS2000シリーズを海外でも展開。今後2年間の販売目標1万2100台のうち、海外は7000台強に達するだろうとしている。

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(@IT 三木泉)

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