「いまなにしてる」でゆるくつながる
続々増えるTwitterライクなサービス
2007/05/09
「What are you doing?」の質問に答える形で、友人間で一言メッセージをやり取りするネットサービス「Twitter」が人気だ。“いましていること”を書き込むだけという敷居の低さと、友人と“ゆるく”つながる感覚が人気の理由だ。Twitter人気を受けて、国内でも“Twitterライク”なサービスが増えてきた。
ドラゴンフィールドが5月9日に発表したミニブログサービス「もごもご」(アルファ版)は、自ら「Twitterライク」と名乗るサービス。自分がいま行っていることを入力することで友人が広がるのはTwitterと同様だが、加えてエントリに対してコメントを付けられる機能や、自分のマイページにどのユーザーが訪れたか分かる「あしあと機能」、興味あるキーワードを登録しておくと同じキーワードを登録しているユーザーと知り合える機能などがある。
携帯電話によるエントリや閲覧にも対応し、今後は写真投稿や自動アップデートなどもサポートする予定だ。5月9日時点ですでに3000人あまりのユーザーがいるようだ。
ナノティが提供する「Timelog」もTwitterライクなサービス。入力したメッセージをタグによって管理できるのが特徴。タグリストも用意されていてほかのユーザーのメッセージを検索することもできる。Twitterライクなサービスにはほかに、アセントネットワークスの「Haru.fm」、アクセラートジャパンの「DooVii チャット」がある。
ライブドアが新ブログで「ナニシテル?」機能
ライブドアが5月末にサービスを開始する予定の新しいブログサービス「nowa」も、Twitterライクな機能を搭載する。nowaは初心者向けのブログサービスとの位置付けだが、ブログに加えて、ソーシャルネットワークサービス、レビュー機能などネットで人気のサービスを詰め込んだ。
その1つが、いましていることの情報を友人と共有できる「ナニシテル?」機能。プロフィールの情報にタグ付けし、同じタグをつけているユーザー同士が出会えるようにしたり、「ナニシテル?」機能と連動させることも計画している。また、ライブドアはSNS「フレパ」でTwitterライクなサービスが利用できるAPIを提供している。
TwitterはブログやSNS、掲示板などこれまでのコミュニケーションサービスから、いい具合に機能を削ったサービスではないだろうか。この機能の削り具合が新しいコミュニケーション形態を生み出している。日記以上のことを書こうとすると結構大変になってしまうブログや、濃いコミュニケーションを求めるSNSに疲れたユーザーが、Twitterに飛びついているとの見方もある。SNS以降のネットサービスは、「ゆるく」「疲れない」がキーワードになるかもしれない。
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