AV機能が各製品のウリ
各社が新Centrino搭載ノートPCを投入、ソニーは新VAIOも
2007/05/10
インテルが5月9日に発表したノートPC向け新プラットフォーム「Centrino Duo」「Centrino Pro」に合わせてPCベンダ各社が新製品を一挙に投入した。ソニーがブルーレイディスクドライブを搭載したノートPCを米国で発表するなど、各ベンダの意欲が見て取れる。
ソニーが米国で発表したのは「VAIO ノート FZシリーズ」。ブルーレイディスクドライブ、15.4インチ液晶を備えたノートPC。HDMIコネクタを備え、米ソニーでは「Dream PC for the Entertainment Lover」としている。Centrino Duoを搭載するため、プロセッサは「インテル Core 2 Duo プロセッサー」で、無線LANは802.11a/b/g/nに対応する。ソニーは5月10日に開かれたインテルの説明会でVAIO ノート FZシリーズを参考出品したが、国内での販売は「未定」という。
東芝やデル、日本ヒューレットパッカード、富士通、松下電器産業、NEC、レノボ・ジャパンなども新Centrino搭載PCを発表した。
Centrino Duoを搭載した家庭向けPCではAV機能を強調するベンダが多い。東芝の「Qosmio G40/97C」は17インチのワイド・フルHD液晶を搭載し、HD DVD-Rドライブにも対応。録画した地上デジタル放送のデータをハイビジョンのままでディスクに保存できるようにした。「Qosmio F40/87CBL」は地デジ専用の室内アンテナを同梱する。富士通の「FMV-BIBLO MG70W/V」「FMV-BIBLO NF75W/V」はワンセグの視聴、録画に対応する。また、松下電器はキーボード全面に防滴機能を採用した「レッツノート」にCentrino Duoを搭載した。
企業向けにセキュリティと運用管理の機能を向上させたCentrino Proを搭載したPCは、NECや富士通、レノボ・ジャパンなどが新製品を発表した。
インテルの代表取締役共同社長の吉田和正氏は日本の2006年のPC出荷数のうち、ノートPCが60%近くを占めることを説明した。この比率は米国、欧州、アジアよりも高く、吉田氏は「日本のユーザーがノートPCを引っ張っている」と話した。
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