蛍光表示管でも3D表示

携帯電話よりさらに小型向けの3D描画エンジン

2007/05/14

 携帯電話向けの3D描画エンジン「MascotCapsule」をOEM販売するエイチアイは5月14日、携帯電話よりさらに小型なデバイス向けの3D描画エンジン、「MacotCapsule nano」を開発したと発表した。組み込み向けのローエンドCPUに広く対応するほか、蛍光表示管など低解像度の表示デバイスでも3D表示やアニメーション表示ができるという。

 MascotCapsule nanoは、色情報を使用せず、ハードウェアの発光方式を選ばない。また、ドットの密度で面の明暗を表現し、低階調の環境でも、擬似的に多階調表示を行って立体感を出せる。エイチアイでは、これまで3D描画の難しかったプリンタやスキャナをはじめとするPCの周辺機器、携帯玩具、自動車の表示パネル、POS端末、リモコン、デジタル民生機器などでの利用が可能としている。

 携帯電話向けの3D描画エンジン、MascotCapsuleは国内4キャリアや海外キャリアで採用され、同エンジン搭載端末の出荷実績は2億台を超えている。

(@IT 西村賢)

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