64ビット化に合わせセキュリティ強化
2008年以降、WindowsサーバOSは64ビット版だけ
2007/05/18
「64ビットに対応する『Windows Server 2008』はセキュリティを強化するチャンスだ。Windows 95で32ビットに切り替えたときもチャンスはあったが逃してしまった」。米マイクロソフトのコーポレート バイスプレジデント Windowsコア・オペレーティング・システム部門担当のベン・ファティ(Ben Fathi)氏は5月18日に会見し、2007年下半期に出荷予定の新サーバOS「Windows Server 2008」をこう説明した。マイクロソフトは64ビット対応に合わせてWindows Server 2008に先進のセキュリティ機能を盛り込む考えだ。
Windows XP、Windows Server 2003もx64版を用意していたが、本格対応するのはWindows Vista、Windows Server 2008から。ファティ氏はWindows Server 2008が仮想化機能の「Windows Server Virtualization」を搭載することを説明し、「32ビットのワークロードも64ビット環境に移行できる」と話した。マイクロソフトはWindows Server Virtualizationを32ビット環境の受け皿にし、64ビット環境への移行を促す考えで、ファティ氏は「2008年以降のサーバOSは64ビット版のみになる」と明らかにした。
ファティ氏はWindows Server 2008の注目のセキュリティ機能として「ネットワーク・アクセス・プロテクション」(NAP)を挙げた。NAPはネットワークに接続するクライアントPCを検疫できる仕組み。最新の修正プログラムが適用されていないなどセキュリティに問題のあるPCをネットワーク接続時に発見し、必要なセキュリティ対策を適用することができる。
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