共通開発プラットフォームの導入も発表
ソフトバンク、スマートフォンなど夏モデルを12機種発表
2007/05/22
ソフトバンクモバイルは5月22日、夏モデル12機種を6月上旬以降に順次発売すると発表した。「これまで通り機能や性能を追求するというのは当然やっていくが、今回のラインナップでは“スタイル”にこだわった」(ソフトバンクモバイル 代表取締役社長 孫正義氏)とし、本体色やコーディネートパネル、イルミネーション、メニューを組み合わせて約2億4000万通りのフルコーディネートが可能な「fanfun 815T」や、ボタン類を表面パネルから排除し、スッキリとフラットな表示面を確保した「FULLFACE 913SH」、表面加工にチタンを用いた「814T」など、個性を追求したモデルを取りそろえた。また、国内では初となる「Microsoft Windows Mobile 6」搭載の「X02HT」と「X01T」も発表。それぞれ7月下旬以降、8月下旬以降に発売する。
サービス面では、新たに「Yahoo!動画(ベータ版)」の提供を開始した。これはPC向けにYahoo!で提供している同名のサービスのケータイ版。すべて同一コンテンツではないが、ニュース、スポーツ、グラビアなど動画コンテンツを無料で視聴できる。毎月1000以上のコンテンツを追加予定という。こうしたサービスの無料提供について、孫氏は「パソコンのインターネットでタダで見られるものは、ケータイでも無料にする」と話した。Yahoo!動画は発売済みの端末でも視聴できる。「インターネットでビジネスをやっているソフトバンクのDNAのようなもの」(同氏)。
また今回ソフトバンクモバイルは、携帯電話向けの開発プラットフォーム「POP-i」(ポパイ:Portable Open Platform Initiative)の開発に着手したことも発表。POP-iは、携帯電話向けのオープンなAPI仕様である「OpenKODE」を中核にするという。OpenKODEは、OpenGLを管理する業界団体「Khronos Group」が、PCにおけるDirectXに相当するものとして携帯電話向けに仕様を策定しているもの。2Dや3Dのグラフィック系を始め、マルチメディア関連のAPIが標準化されている。POP-iプラットフォームをターゲットに開発することで、Cによるネイティブアプリケーションでありながら異機種間の移植が容易になる。POP-iの開発はアプリックスとACCESSと共同で進めている。サポートを予定しているのは、シャープ、東芝、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、日本電気、サムスン電子など。
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