外出先でもチャットを継続
楽天、ケータイと連携する“楽天メッセンジャー”リリース
2007/05/23
楽天は5月23日、音声通話とチャットが可能なインスタントメッセンジャー「楽天メッセンジャー」のベータ版サービスを開始した。利用は無料。楽天が100%出資する新子会社「楽天メッセンジャー」のWebサイト(https://phone.rakuten.co.jp/)で提供する。ソフトウェアはActiveXで配布されるため、実行環境はWindows XP SP2以降、Internet Explorer 6.0 SP2以降。
携帯電話との連携機能を搭載した。PC上のチャットメッセージと携帯メールを相互変換することで、携帯電話端末からでもPCと同様にメッセンジャーを使える。例えば、外出でPCの前から離れるときでも、携帯電話端末でコミュニケーションを続けられる。
SNSサイト「楽天リンクス」とも連携した。楽天リンクスの管理画面でメンバーのプレゼンス情報を表示するほか、楽天リンクスの友だち一覧からメッセンジャーを起動して音声による通話ができる。
新規事業の立ち上げにあたり新会社を設立した理由として楽天メッセンジャー 代表取締役社長の板場雅裕氏は「新規会員の獲得エンジンという目的と、リアルタイムコミュニケーションを既存のサービスと組み合わせることで楽天トラベルや楽天証券など既存事業の強化する目的がある。楽天グループとしてこの分野に注力していくために新会社とした」と説明した。今後はベータ版で安定運用、機能拡張、収益モデルの検討などを進め、半年から1年後に正式サービスとしてリリースする。
ワールドワイドでは、Skypeが2007年3月時点で1億9700万ユーザーとなるなどインスタントメッセンジャーの普及が進んでいるが、国内では市場が小さい。板場氏は「このまま日本だけインスタントメッセンジャーが普及しないとは考えづらい。使うきっかけがあるというのは重要。楽天グループのサービスと連携することでユーザーを獲得していけると考えている」と話した。
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