“Blade Attached Storage=BAS”
ストレージもブレードシステムのコンポーネントに、HP
2007/06/04
日本ヒューレット・パッカードは6月4日、Ultriumテープドライブを搭載したブレード型のストレージ「HP StorageWorks Ultrium 448c テープブレード」を発表した。価格は39万9000円(税込み)。
日本ヒューレット・パッカード エンタープライズ ストレージ・サーバ統括本部 インダストリー スタンダード サーバ製品本部 プロダクトマーケティング部 山中伸吾氏
同テープブレードは、同社のc-Classブレードシステムの筐体(きょうたい)に搭載可能なテープドライブ機能を持ったブレード型デバイスである。Ultrium 448のテープドライブを内蔵し、筐体に挿入するだけで隣接するサーバブレードに直接接続できる。容量は非圧縮時200GB、2:1圧縮時400GB。
従来、バックアップ用途としてテープ装置を活用するには、サーバとの直接接続か、SAN接続が必須だった。今回同社が発表したテープブレードは、技術的な分類では、サーバに直接接続するストレージ(=DAS)に相当する。ただし、“ブレード環境のコンポーネントとしてのストレージ”(同社)という新しい提案は、DAS、NAS、SANというこれまでの技術的分類に収まるものではないため、同社では新たに“Blade Attached Storage=BAS”という言葉を創案した。
同社は今後ブレードシステムという1つのハコに、サーバ、ストレージ、データ保護機能など、データセンタを構成する機能を集積していく予定。日本ヒューレット・パッカード エンタープライズ ストレージ・サーバ統括本部 インダストリー スタンダード サーバ製品本部 プロダクトマーケティング部 山中伸吾氏は「(さまざまな技術のブレードシステムへの最適化は)はじまったばかり」と話す。
低コスト、構築・管理の容易性をアピールしながら、中小規模企業への導入を積極的に提案していく。
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