依然リスティング広告の危険性高く
検索結果の4%は危険サイト、マカフィーが警告
2007/06/05
マカフィーは6月5日、「検索エンジンの安全性に関する調査報告」の第3版を公開した。調査は、米国で検索エンジンのシェア93%を占めるGoogle、Yahoo!、MSN、AOL、Askを対象に、使用頻度の高い2300個のキーワードで検索して行ったもので、検索結果の上位50件を分析した。
調査の結果、全検索結果の4%が、アドウェア、スパイウェア、ウイルス、脆弱性攻撃、スパムメール、過剰なポップアップなどがある、または注意を要する危険なWebサイトへのリンクになっていることが分かったという。
検索結果が最も安全なのはAOL。検索結果に占める危険なWebサイトへのリンクの比率は1年前の5.3%から2.9%に低下。逆に、最も危険なWebサイトへのリンクが最も多かったのはYahoo!で、全体の5.4%だった。
検索キーワードに連動して表示されるリスティング広告については依然として、一般の検索結果に比べて2.4倍と危険なサイトの比率が高いものの、1年前の8.5%から6.9%に改善されている。これは、Googleがリスティング広告の安全性を向上したため。
リスクの高いキーワードは、「Bearshare」(危険な検索結果の割合は45.9%)、「limewire」(同37.1%)、「kazaa」(同34.9%)、「winmix」(同32%)とファイル共有関連のものが多い。また、音楽とテクノロジ関連のカテゴリでも、「digital music」「tech toys」「chat」「wallpaper」などが危険度の高いキーワードだという。アダルト系キーワードでは、検索結果全体の9.5%が危険なサイトで、これは1年前に比べて約1.5ポイントの増加という。
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