ネオジャパンが最新バージョン「desknet's Version 6」をリリース

無駄な会議におさらば! 〜議事録機能付きグループウェア

2007/06/11

 ネオジャパンは6月11日、同社のグループウェア「desknet's」の最新バージョン「desknet's Version 6」をリリースすると発表した。新たに「議事録」の機能を追加したほか、Google Mapsとの連携機能も備えた点が特徴だ。

 ネオジャパンが、desknet'sの利用ユーザーを対象に、desknet'sの機能の具体的な使用方法をヒアリング(10〜1000ライセンス導入企業を対象に2006年4月〜9月に実施)したところ、スケジュールで会議の予定・確認をしたり、Webメールで会議を招集し、インフォメーションで会議決定事項の告知をするなど、“会議”にまつわる利用形態が非常に多かったという。

イメージ写真 議事録機能の画面イメージ

 そこで同社は、会議にまつわるすべてのジョブを1つで賄える機能として、新たにスケジュールや設備予約、レポートなど複数の機能にまたがったジョブ機能「議事録」を追加した。

 議事録機能は、「スケジュール」「Webメール」「ToDo」「回覧板」「文書管理」の各機能と連携している。具体的には、会議の目的や議題の明確化のため、会議の前にアジェンダを登録し、議題や決定すべき事項を明確にできる機能や、会議の内容を文書化・共有化する機能として、決定事項や疑問、発言などを文書化して共有できる機能などを備える。ネオジャパン プロダクト事業本部 販売推進部 課長 中井敏博氏によると、「役員クラスだと1日の半分を会議で費やしているといわれている。一般クラスでも5分の1だ。そのように多くの時間が費やされている会議を有効活用するためには、『会議の目的の明確化』『会議内容の文書化』『会議後の情報共有』が重要になってくる。今回の議事録機能では、これらの機能を搭載した」とコメントした。

イメージ写真 Google Mapsとマッシュアップした画面イメージ

 また、スケジュール機能の強化として、Google Mapsとの連携機能も搭載された。これは、スケジュールの「場所」の横のアイコンをクリックすると、Google Maps上にその地点が表示される機能だ。いわゆるマッシュアップによる機能だ。

 ネオジャパン プロダクト事業本部 販売推進部 取締役 部長 小沼尚夫氏は、「これまでグループウェアはスケジューラーやWebメールといった“個人にとって便利な機能”の充実を図ってきた一面がある。しかし、desknet'sでは、グループウェアの本質である“複数人で共有する”ということを前提に、機能や組織の“横串”を意識した機能を提供していきたいと考えている。その第1弾として今回の議事録機能を提供する。今後も、横串を意識した機能を拡充させていきたい」と、今後の方向性を語った。

(@IT 大津心)

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