デスクトップも“Inspiron”にブランドを統合

デル、個人向けでノートPCなど8機種を発表

2007/06/27

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 デルは6月27日、個人向けPCのブランドを刷新し、新製品7機種を発表し、即日販売を開始した。1997年に日本市場に参入して以来使ってきた“Dimension”のブランド名は一部モデルで一時的に残るだけで、今後はノートPCで使われた来た“Inspiron”ブランドに統一する。今後、デルの個人向けPCのラインナップは、高級志向のプレミアムシリーズ“XPS”と“Inspiron”の2ブランドによる展開となる。また、ブランドの整理統合に併せ、サポートメニューも“デルケア”の名称で整理。これまで複雑だったメニュー構成を価格帯別で「標準/デルケア/デルケア プラス/デルケア プレミアム」の4段階でパッケージ化した。

 Inspironシリーズとして新たに発表したのはノートPCの3機種と、デスクトップの4機種。「Inspiron 1720/1520/1420」は、それぞれ17インチ、15.4インチ、14.1インチの液晶ディスプレイを搭載するノートPC。最小構成時の価格はそれぞれ8万1900円、11万6550円、10万5000円(税込)。共通する特徴として、新たにボディにマグネシウム合金を用いたこと、8色のカラーバリエーションから選べること、Intel Next-Gen Wireless-N搭載でIEEE802.11nのドラフトに対応したことなどが挙げられる。

 デスクトップの新製品は「Inspiron 530/531/530s/531s」の4モデル。530/531はインテル、530s/531sはAMDのCPUを搭載。それぞれミニタワー型、スリム型の2つ、ホワイトとシルバーのケースが選択できる。最小構成時の価格は5万7850円〜6万8250円(税込)。

 今回のInspironシリーズではBlu-rayドライブもオプションで選択できる(ただしデスクトップ用は8月から提供開始予定)。

dell02.jpg 新たに発表されたInspironシリーズ。ノートPCでは8色のカラーバリエーションから選択できるようになった

 XPSの新モデルとなる「XPS M1330」は13.3インチの薄型ノートPC。価格は12万6000円(税込)から。バックライトにLEDを採用したこと、光ドライブを従来のトレー式からスロット式にしたことなどで薄型化を追求し、「横から見ると後方から前方へ向かって傾斜するデザインだが、前部では22.1mm。これはわれわれが調べた範囲では市場最薄」(クライアント製品マーケティング本部プロダクトマーケティングマネージャー 松尾圭介氏)という。新たに指紋認証デバイスを搭載するほか、32GBのSSDにも対応する。

dell03.jpg XPSシリーズに新たに加わったXPS M1330。カラーバリエーションは3色

(@IT 西村賢)

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