「HP通報サービス」強化

障害通報のほかに保守契約切れ通知も自動で、日本HP

2007/06/29

 日本ヒューレット・パッカードは6月29日、同社製サーバ・ストレージ用の障害自動通報サービス「HP通報サービス」に新しいツールとして「HP Service Essentials Remote Support Pack」(HP RSP)を追加したと発表した。

日本HPの写真 HP RSPの解説をする日本HP 野嶽学雄氏(HPサービス事業統括 グローバルデリバリ統括本部 ビジネスオペレーション本部 プログラム・マネージャ)

 これまで「HP通報サービス」で提供していた障害自動通報ツールは「HP インスタントサポート・エンタープライズ・エディション」(HP ISEE)。HP NonStopやHP Alpha Serve、HP Integrityなどメインフレーム級のハードウェアからHP ProLiant(100シリーズをのぞく)のようなPCサーバまで、対応するハードウェアが多いのが特徴である。一方、今回発表したHP RSPは、ブレード型を含むHP ProLiantの各サーバのみの対応(100シリーズをのぞく)。同ツールは同社のシステム管理ソフトウェア「HP System Insight Manager」(HP SIM)のプラグインとして開発されたツールであるため、HP SIMがインストールされたサーバにインストールすることになる。

 HP RSPは、HP SIMにシステムの運用・保守機能をプラグインで追加したという位置付けのツールである。障害情報はHP SIMを通じて収集される。複数のサーバやストレージの情報を1つのコンソールで参照でき、システム管理者の運用・保守作業をサポートする。障害を自動通報するだけではなく、管理下の機器の標準保証(ワランティ)などの保守契約の期限切れを通知する機能も追加した。

 2007年末以降で、HP IntegrityサーバおよびHP StorageWorks EVAシリーズに対応する予定。

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(@IT 谷古宇浩司)

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